B型肝炎の感染経路

B型感染といえば、その感染経路が大きな問題を引き起こしたことがあります。

それは、輸血による直接感染。かつては、輸血用の血液の検査がとてもゆるい状態だったため、B型肝炎ウイルスが入った血液を輸血してしまう、という事例が多発しました。現在は輸血用血液に対してスクリーニングが行われており、こうした輸血感染のリスクはきわめて低いものとなっています。

また、病院そのものが感染経路となる「院内感染」もかつては多くありました。「医師や看護師が手に傷がある状態でB型肝炎患者の治療をおこない、その血液で感染する」「注射針やその他医療器具の衛生管理が不十分で、他の患者に感染させてしまう」などといった事故が起こっていたのです。こちらも現在は医師や看護師のワクチン接種・衛生管理の徹底などで、感染例は激減しています。

今ではこれらの感染経路よりも、性行為と母子感染の2大感染経路に気をつけるべき状態になっているといえますね。